中村幸代エッセイ

希望のともしびを

マスクを付けての生活が長くなりました。顔の大部分がマスクで覆われているにもかかわらず、案外人を識別できるものですね。

いつか平穏な日々に

先日、チェリストの友人のコンサートに行ってきました。コロナの感染拡大が心配される中でのコンサートでしたから、出演者はもちろん、会場スタッフの方々も細心の注意を払い、感染防止に最大限の努力をして観客を迎えてくださいました。

有料レジ袋

レジ袋が有料になってから、しばらく月日が経ちました。マイバッグ持参が定着しつつありますが、なかには慣れていない方もいらっしゃるようです。

迎える冬

コロナ禍の中、季節は着実に移り変わっていきます。
迎える冬、インフルエンザなど毎年流行る感染症とコロナで、一体どうなってしまうのかと心配されていますね。

Specialなこと

「Today’s special」という言葉は、ワクワクしますね。「今日一番のオススメ」。なんとおいしそうな響き。シェフが腕によりをかけて、新鮮な素材の味を生かして仕上げた自慢の一品というところでしょうか。

不思議な体験


マイナンバーカードが、あるはずの場所に無いことに気付いてはいたのですが、特に使用する予定もなかったので、数ヶ月間そのままにしていました。いよいよ今日になって仕事の書類提出のため必要になり、あわてて本腰を入れて我が家を捜索し始めました。

かつて日本にも

 

夏といえば、蚊の季節ですね。
最も多くの人命を奪っている生き物が『蚊』といわれています。マラリアを媒介する『蚊』の問題は、アフリカでは日本よりもずっと深刻で、年間約40万人がこのマラリアで亡くなっているというデータがあります。遠い国の話かと思いきや、なんと日本でも奈良時代には『おこり』という名でマラリアが恐れられていたという記録があり、あの平清盛もマラリアらしき病で亡くなったとか。

ちいさな出来たことを3つ

ショッピングモールのお手洗いへ、手を洗いに立ち寄った時のこと。高校生くらいの女の子とお母さんがちょうど手を洗い終わって鏡の前へ移動するところでした。女の子が鏡を見つめながら側にいるお母さんにこう言いました

親と子のdistance

 

16歳の息子の言動に、思わずムッとしました。
4年間使い続けてきた息子のスマートフォンの調子が悪く、充電もままならないと言うので、買い物のついでに携帯ショップに立ち寄り来店日を予約。その数件先にタピオカの店があったので、息子の好きな抹茶タピオカを持ち帰りました。自粛モードで、いろいろ気を使いながらの生活だからこそ、せめて身近な人の喜ぶ顔を見たいではありませんか。

ともに

世界規模の困難に私たちは今、直面しています。
医療従事者、対策従事者、保健所の職員の方等、最前線で戦う方々に心より感謝を申し上げ、お身体の安穏をお祈りいたします。
仕事のことや家族のことが心配で不安で、眠れない夜を過ごしている方も少なくないのではないかと思います。

ピアノの先生

娘は4才から約8年間、ピアノのレッスンに通いましたが、どうしても練習に前向きになれず、中学入学を機にやめることにしました。ピアノの先生は、クラシック音楽にとても造詣が深く、ヨーロッパのご友人も多いベテランの先生。これまでもたくさんの生徒さんを音楽大学、音楽家の道へと送り出してこられました。

選に、もれたけれど。

 

思い通りの結果がでないと、落ち込むタイプです。
自分のどこが足りなかったのだろうと反省するまでは良いのですが、反省を通り過ぎて、否定的な考えに偏りがち。「100点でなければ、0点だ!」みたいに、まったく極端なんだから困ります。

何も考えずに…の意図するところ

 

考えた方が良いことと、考えなくて良いことがありますが、私の場合、どうも「考えなくて良いこと」にとらわれて、後ろ向きになっていることが少なくないように思うのです。

ともだち

 

今年、シンガーソングライターの友達に再会することができました。もう何年会っていなかったのか、いくら考えても思い出せないほど、2人の間には長い時間の空白がありました。

想像力で共に

 

こんなにも残酷な武器にたくさんのお金をかけて、地球が何度も破滅するほどの核を競うように作って、いったい地球の未来は、人類の未来はどうなってしまうのか。「世界中で一斉に核廃絶」が現実になってほしいものです。子どもたちのためにも。

人生100年というけれど

 

久しぶりに実家に帰った時に、母が「お医者さんに心拍数が高いって言われちゃったのよ」と。「あら。それで大丈夫なの?」

カタカナ英語でも声かけを

 

久しぶりに新幹線に乗りました。来年のオリンピックを意識してのことでしょうか、車掌さんのアナウンスに英語が加わっていました。

成功のかげに

 

大人が子供に繰り返し「頑張れ!努力しなさい!」と言うのは、子どもが将来、世の中において成功してほしいからに他なりません。

木の実の贈り物

我が家の玄関の脇に、小さなスペースがあり、そのわずかな土地に何年か前からオシロイバナが自生するようになりました。それはぐんぐん育ち、気がついたときには幹が2センチくらいまでにすぐ成長してしまいます。お隣の敷地にまで飛び出すので、「そろそろ切らなきゃなぁ」と思いながら日々に追われておりました。

誰かの役に立てるという幸せ


同じ幼稚園、同じ小学校で、同じように過ごしてきたはずが、あるときから勉強がとても得意になる子が現れます。娘も「〇〇ちゃんは頭が良いんだよ」と、自分との違いを認識しているようですが、その違いはどこからくるのでしょう?

ブローチ

お世話になっている女性の誕生日に何か贈りたいと思い、お店をフラフラしていたとき、花のブローチが目にとまりました。

イエメンの内戦から思うこと

なんの罪もない子ども達が苦しむ戦争。いったいいつまで続くのでしょうか。

記憶力が欲しい

顔は覚えているのに、名前が出てこない。
これは年齢のせいではなく、脳の働く部位の違いによるものであるから、若い人でも起こりうることなのだとか。

明日は今日より・・・

今年の始めに、スペインの建築家ガウディについての番組を見て、とても感動しました。これまで写真で建築中のサグラダファミリアを何度か目にしましたが、長年『サクラダ 』だと名前を勘違いしていたほど、浅い知識しかなかったのでした。

ちいさな良いこと、無事にできたこと

先日、知り合いの方と目が合ったので挨拶をしたら、無表情でスルーされてしまいました。「あら?わたし、何か悪いことしたかしら?」

オーケストラとの初共演を終えて~後編~

初めての世界に飛び込むときには、想像もできない出逢いがあるものですね。だからこそ、不安と期待の両方が心をドキドキさせるのですが。オーケストラとの初共演を通しての出逢いも色々ありました。

オーケストラとの初共演を終えて〜前編〜

昨年からオーケストラの為の大曲を作り始めて、今年の秋、オーケストラと初めての共演をさせて頂くことができました。幼い頃からクラシック音楽の教育を受けたわけでもなく、音楽大学に通ったわけでもない。小学校3年生の時に鍵盤楽器に出逢い…

『今』を意識して

 この10年、全く使っていない銀行口座があったので、それを解約するために以前住んでいた地域へ行きました。およそ10年ぶりとあって、周辺のお店もずいぶんと変わっていました。

普通という宝物

夏休みが終わって、正直なところホッとしました。学校給食の有難さをしみじみ感じながら、流れる汗を拭いつつ三度三度の食事を作り、ゴロゴロしている子供を外に連れ出せば、体力も気力もお財布の残高も減る一方。

ともだち、再スタート

今年前半に、中学時代の同窓会がありました。私は仕事で参加できず、でもそれがきっかけとなって、仲の良かった友達4人で会おうということになり先日横浜でランチをしました。

カウンセラーに学び

誰かに相談されると、なんとか役に立ちたい!と必死になって、かえって空回りしてしまうことがあります。助けたい一心で、懇切丁寧にアドバイスするものの、相手の顔は一向に晴れない。なぜか。

親切について

山手線で外国の男性に、いきなり席を譲ってもらいました。私も普段、お年を召した方に座席を譲るのは苦ではなく、むしろ杖をついた人や妊婦さんが揺れる車内で立っていることに違和感を感じ・・・

袖擦り合うも多生の縁

縁とは不思議なものです。数年前のことですが、たまたま手を挙げて乗車したタクシーの運転手さんに「お客さん、前にも乗せたことあるよ。確か目黒あたりから乗ったよね?」と言われたことがあります。

心で前を向いて

今朝、私鉄からJR線に乗り換えるとき、桜色のコートを着た、目の不自由な若い女性を見かけました。杖でリズミカルに足元をたたきながら、しっかりとした足取りで乗り換え改札へと進んでいかれました。

相手は鏡

この春5年生になる娘の塾のガイダンスに行ってきました。先生は、偏差値60以上を目指すと宣言なさり、塾の授業時間もぐんと増えます。果たして、我が子はついていけるのだろうか、、、。母親の私が受験するわけではないのに、なんとも重たい気持ちになりました。

戌年に思うこと

2018年は戌年。ワンちゃんを飼っている方も多いことでしょう。私が初めて犬を飼ったのは、小学生の時。学校からの帰り道に首輪をしていない子犬を見つけて抱いて帰り、反対する親を泣きながら説得してようやく飼えることになりました。

他人の目、自分の目

娘の幼稚園で知り合ったママ友達とは、約5年の付き合い。先日、近所でお茶をしていたら『幸代さんて、"チャラいけど雰囲気の良い人だなー”って、知り合った頃から思ってたよ』と言われました。

大原治雄という写真家

たまたま目にしたニュース番組で、大原治雄という写真家を知りました。彼は、17歳で農業移民としてブラジルに渡り、その地で同じ日系移民の日本女性と結婚。9人の子供を育てながら農地を開拓し、やがて写真に目覚め、愛する家族や自らが汗を流して開拓したブラジルの大地をフィルムにおさめた人です。

1位でなくても

子どもの頃から、かけっこが苦手でした。運動会のかけっこで1位になる人は、ゴールで白いテープを切りますよね。あれが実にうらやましかった。

スポーツが苦手な秋

寒い冬を迎える前のこの時期は、紅葉も美しいですし、おいしい秋の実りを頂くと気持ちがホッコリしますね。暑すぎず寒すぎず心地よい季節です。

娘のことば

このところ10才の娘が私にくれるアドバイスが、的を得ているので驚いています。昨日も、娘のとある質問に対して・・・

お母さんにあげる

先日、初めてチャリティフリーマーケットに出店しました。前々から、フリマに出店する際には、小さくなった子供の服に加えて、ぜひ売りたいと思っていたモノがありました・・・

その奥にあるもの

ほぼ毎日のように電車に乗りますが、車内を見渡すとスマホを見ている人がほとんどですね。私も電車に乗ると・・・

小さな蜂の使命

我が家の玄関の真上に、蜂が巣を作ってしまいました。といっても、スズメバチのような凶暴な種類ではなく、2センチくらいの比較的小ぶりな蜂・・・

ALSと生きる武藤将胤さんという人

自分がとても苦しいときに、それでも他の人のことを思い、自分に何ができるかと心底考え、行動することができるだろうか・・・

試練を楽しむ


先日、仕事上の試練がありました。テレビ番組、あるいは催しなどのために作曲をするのが私の仕事。先方の望む…

林明子さんの絵本から


小雨の中、傘もささずにしゃがみこむ小さな女の子が、目の前の蟻に話しかけるように微笑んでいます。ほかに…

まるごと認めて、そこから一歩


何につけてもネガティブ思考よりポジティブ思考の方がずっといい!と、頭ではよーくわかっているのですが、不…

また行きたくなるお店


駅前に、とっても安い八百屋さんがあります。新鮮な野菜や果物が所狭しと並び、細い通路はいつもお客さん…

森の妖精


「森には昔から妖精が住んでいて、その妖精と森を大切にすれば、たくさんの恵みや喜びをくれる。その喜びを…

正解はひとつ?


少し前のことですが、息子が小学生の時の国語テストに、『借りる⇔( )』という問題がありました。つまり、「借…

アクセサリー


日本人には、謙虚さや奥ゆかしさを美徳とする風潮があります。そのせいか、「ちょっと派手かしら?」と思うよう…

ワールドギフトって素晴らしい


わたしはとある夢を何度もみます。それは、引越し前夜なのに、全く荷物がまとめられていない夢。私の実際の…

人工知能に、とって代わられないものは


一昔前まで、ロボットは“人間の命令が無ければ動かない”というイメージでしたが、この頃のロボットは自ら学…

開いていく


先日、友達とお茶をした時にポツリと彼女が言いました。 『この歳になってようやく気がついたんだけど、心…

タンポポの綿毛


私はタンポポの綿毛が大好きです。 子供の頃、あの綿毛を見つけてはポキンと茎ごと頂いて、大事に家ま…

心に届いた贈り物


なにか贈り物を頂くことは、嬉しいものです。 たとえ好みと違っていても、“私のことを思って選んでくれたん…

いつかスッキリ暮らしたい


我が家の部屋の状態は、いつも『とりあえず』です。いつかリサイクルに出そうと思い、残してある服の山。いつ…

その日がくるから


実は6年前、息子は私立小学校を受験しました。もちろん本人の意思ではなく私の意思で。子育てなんて初め…

その日のために


子どもの頃、勉強は好きでしたか?私は、どちらかというと「NO」でした。「人事を尽くして天命を待つ」という言…

我ら・・・


最近、子ども達と盛り上がった話題が「宇宙人は存在するか?」です。我が家の見解は全員一致で「存在する…

こんにちは


娘が小学一年生の時に、近くの警察署の方が「不審者の対応」という授業をしてくださいました。「知らない人…

アルバム


棚の奥にしまいこんでいた真新しいアルバムを小学2年の娘が見つけて、「写真貼ろうよ!」と言ってきました。…

秘密の場所


来年の2月に受験を控えた息子が、先日悲しそうな顔をして、つぶやきました。 「小さい子はいいなあ、好きな…

南の島から


私はこれまでにパプアニューギニアをはじめとする、太平洋戦争の傷跡が残る南の島々を訪れる機会を頂いて…

まんなか辺の道


長男を病院で出産して、退院の日。8ヶ月で生まれてきた壊れそうな小さな命を、慣れない手で抱きかかえな…

青い星


先日、書店に立ち寄った時に「地球がもし100㎝の球だったら」という本に目がとまり、子ども達と読んでみるこ…

小さなまごころを


最近、たてつづけに近所に保育施設が2軒建ちました。 仕事をしながら、分刻みで育児や家事に追われる、働…

2023