迎える冬
2020.11
文:中村幸代
green cafe essay vol.109
「迎える冬」
コロナ禍の中、季節は着実に移り変わっていきます。
迎える冬、インフルエンザなど毎年流行る感染症とコロナで、一体どうなってしまうのかと心配されていますね。
私個人としては、これほど皆が手指消毒を徹底しているのだから、コロナだけでなく従来のインフルエンザやノロウィルスの感染拡大も抑制できるのではないか?とひそかに期待しています。
実際に、途上国ではコロナをきっかけに手洗いの大切さが多くの人に浸透し、これまでたくさんの死者を出してきた下痢性疾患や数々の感染症から、何万人何十万人もの命が守られると推定されているそうです。
『手を清潔にする』というシンプルな方法が、いかに素晴らしいか。ところが驚いたことに、世界人口の40%にあたる約30億人の家庭には水と石鹸を備えた手洗い場がないとのこと。(ユニセフのデータより)
日本は、公園などでも比較的自由に水道を使えます。なんと恵まれていることでしょう。
ずいぶんとマスクも入手しやすくなりましたね。
こうしたことも、過去現在各方面で努力してくださる方々のおかげさまです。
感謝を忘れず、迎える冬を皆で乗り越えていきたいですね。
文 中村幸代