無理をしない!我慢しない!節約を楽しむ暮らし方
2017.01.01
節約は細かくて窮屈で、何かを我慢しなければいけないイメージがあります。けれど、節約は着眼点を変えてみるとラクになります。今号は、楽しく実践できる買い物や時間の節約についてご紹介します。
節約の着眼点を変える!
節約を考えるときは、何かを積極的に節約しようとするのではなく、“無駄なものを積極的に探していく”という方向で考えてみましょう。実際、日々の生活を送っていると、無駄なものがたくさん潜んでいます。例えば最終的な目標が「貯蓄」である場合は、何かを我慢しようとするのではなく、自分の生活の中の無駄を探すほうが、お金は貯まります。
節約をする際の大事なポイントは、“無理をしない”“我慢をしない”こと。欲しいものを我慢するとストレスになり、またさらにモノを買ってしまうという負のループに陥る可能性があるからです。本来なら我慢すべきことをしてしまった時は、調整期間をはじめから決めて、時間をかけてリカバーしていけば問題ありません。えば、車を買い替えるときに、気に入った車が予算オーバーをしていたら、そのオーバー分をクリアするまでは趣味に使うお金をおさえて、調整をしたらいいのです。我慢をしないで節約をしていけば、それが楽しさに繋がります。
食費の節約ポイント [捨てたものを書き出す]
“食費の節約”と言えば、お店で安い野菜を購入することを「節約」と思いがちです。けれどその一方で、冷蔵庫のなかで傷んでしまった食材がたくさんあることを忘れてはいけません。日本の一般家庭からでる食品廃棄量は、コンビニや飲食店よりも多いとさえ言われています。お得だと思って買ったとしても、腐らせて捨ててしまえば無駄になります。その逆に、値段が少し高かったとしても、きちんと消費すればそれは得です。食料品に関しては家計簿をつけずに、「無駄にしてしまった簿」をつけるようにしましょう。そうすると、無駄な買い物の傾向が見え、買い物する時には安さに釣られなくなります。“自分がどれだけ無駄にしているかを認識する”この考えが食費の節約に一番大事です。
洋服の節約ポイント [持っている服を把握する]
セールになると、つい洋服を衝動買いしてしまうことはありませんか?例え高い洋服でも、2,30回ほど着れば価値はありますが、安い服でもほとんど着なければ、コスパはとても悪いです。洋服の無駄買いをなくす為には、自分の持っている洋服を把握することから始めてみましょう。そこでおすすめなのが、非公開のブログを作ること。片っ端から自分の洋服を撮影して、スカートやパンツなどカテゴリー化して分けると、買ってしまいがちな洋服の傾向や、頻繁に着ている服とそうでない服が分かります。可能であれば、それぞれの洋服の着用回数を書いて、購入したときの値段で割れば、服のコストパフォーマンスが計算できます。洋服は安さを理由に買うのではなく、不足している物を買うようにすると、多少高くても無駄がなくなります。
家事の時短ポイント
自分のゴールを決める
共働きの多い現代では、仕事をしながら家事や子育てをするお母さんが増えています。とくに子供が小さい間は、なかなか部屋を綺麗に保つことができないので、ストレスを抱えてしまう方も。けれどそれは、モデルルームのような美しい部屋を目指しているせいかもしれません。ゴールを高いところに設定せず、自分がいま置かれている立場や環境(子供の年齢や仕事の多忙さなど)を考慮したうえで家事の目標値を決めてみましょう。そうすれば、「今はこれでいいんだ!」と気持ちの面でも納得度が変わり、ストレスなく生活することができるようになります。
不便に思っていることを書き出す
自分のゴールを設定したら、それに合わせて家事の効率化を考えてみましょう。自分が日ごろ不便に思っていることを書き出して解決方法を見つけていくと、一気に効率化できるようになります。例えば、洗濯物を干した後の面倒な仕分け。これは家族それぞれの洗濯ネットに入れて洗うようにすれば、干すときにとてもラクになります、この他にも、シーツの上にバスタオルを敷いて寝るようにすれば、シーツを洗う回数を減らせるので、水道代の節約や干すときの時間短縮に繋がります。
家事のなかで効率化できることは山ほどあるので、考える癖をつけるようにしましょう。