自分らしいキャリアを築く
2017.02.01
キャリアとは「車輪の後」という意味で、過去と今にしか存在しないものです。
これまでの道を振り返り、未来のキャリアにどう繋げていくべきか。
現在の自分と向き合って、自分らしいキャリアとは何か、一緒に考えてみませんか。
自分が好きな仕事を見つける
仕事のやる気を失っていたり、どんな仕事をしたらいいのか、得意なものが何か分からなくなっている人はいませんか。当然ながら、自分が興味のないことを仕事にしても続きません。自分が好きなことを、自分自身でめいっぱい広げて探してみましょう。もちろん、希望の条件ですぐに見つかることは稀です。しかし日本では、求人広告は出していないものの、意欲のある人を採用したいと考えている会社が70万人分あると言われています。積極的に自分でアプローチをしていけば、好きな職業に就けるチャンスが。
また、仕事を探している時は、自分のやりたい仕事を具体的に周りの人へ伝えてみましょう。例えば、仕事内容や場所、時間帯、給与額など。そうすると、自分に合った求人を、知人が見つけてきてくれることがあります。人の潜在意識にフックをかけることで、ふっと思い出してもらえます。
キャリアは楽観的に考える
楽観的にキャリアを形成していく気持ちを持つと、自分の目指す道に繋がっていきます。心理学者であるジョン・D・クランボルツ博士による概論では、「人生の80%は偶然で出来ている。ポジティブで明るい偶然を、自分が意識して積極的につくりだし、前向きで楽観的にキャリアを考えたほうが幸せになる。」とも発表されています。たとえ今役に立たないと思うことでも、未来の自分は過去に自分が経験したことを繋げてくれます。未来の自分が過去の自分に感謝できるように、三年後の自分のために生きてあげましょう。
結婚、出産後のキャリア復帰は長期スパンで考える
出産後に仕事から離れ、もう一度働くことを考え始めたら、まずは“この先どんなことが問題として起きるのか”、考えてみましょう。例えば3年後に働くことを決めたら、今から3年後の間に起きそうな問題を、いくつか書き出します。保育園の問題や、居住区域での希望職業の少なさ、働く場所、転居の問題など。。その後、ひとつひとつ解決方法を考えて実際に行動していくと、少しずつそこへ繋がっていきます。一気に3年後にはならないため、3年かけて近づけていけば大丈夫です。
主婦の方で仕事に復帰したい方は、まずは外に出る練習をして、図書館へ行くことから始めてみましょう。そして子供は保育園に預け、その間は図書館へ行き、将来必要になりそうな資格をとるために勉強をするのがおすすめです。資格だけでは基本的に職業を得られませんが、スタートラインに立てるのが資格です。資格があれば、前職からのブランクが空いていたとしても、勉強していたことの証明にもなり、前向きさや社会に対する意欲のアピールにもなるので、履歴書が充実したものになります。
職場での人付き合いは、感情を取り除いてみる
職場の人間関係に悩み、会社に行けなくなる人や、体調を崩してしまう人が多くいます。こうした状況を回避するためには、“人の感情を飲み込まない”ことが大切です。苦手な人と関わる時には、自分と他人との間に、“透明なコップ”を置きましょう。もし、性格のきつい上司が「さっきの仕事はできたのか?まだやってるのか!?」と激怒してきたら、その相手の感情的言動は一旦、この透明なコップに入れます。そうすると、この上司が言いたかったことは、「仕事がまだかい?」、それだけだと分かります。こうして相手の感情を取り除けられると、こちらも冷静に対応することができます。仕事のやりとりに感情はいらないので、コップの中には大事な、答えなければいけない言葉のみを残していきましょう。
とはいえ、感情的なやりとりをしてしまった時は、相手からもらった感情が残る時もあります。こうした時は、その場からちょっと離れて水の近くへ行き、手を洗ったり水を飲んだりすると、心を落ち着かせることができます。また、仕事でのイライラを家に持ち帰ったときも、外から貰ってきた感情はお風呂で流すことができます。
帰宅後にすぐ入浴をすれば、家庭内での喧嘩も起きなくなるのでおすすめです。
日本人は、みんなと一緒であることに安心感を抱きがちです。
けれどそのことに少し疑問をもって自分に合ったキャリアを見つけていきましょう。