女性なら知っておきたいカラダのこと
2015.08.01
女性はひとりひとり、色々なカラダの悩みを抱えています。
とくに現代の女性に多くみられるのが生理や妊娠の悩み。
誰でもすぐに取り入れることのできる改善方法を紹介します。
生理痛は赤信号
最近では生理痛に悩まされる女性が多くいます。本来は生理痛なんて起きないもの。生理痛を放っておくと子宮筋腫や子宮内膜症になる恐れがあるため、生理痛を感じるひとは、既に赤信号であることを自覚しましょう。
生理痛が起きる理由
生理とは体内の経血を排泄することです。その際に、子宮の筋肉の中に血がたっぷりなかったり冷えたりしていると、経血をうまく押し出すことができなくなり、痛みが起きます。これが生理痛です。
生理痛をやわらげる方法
生理痛が起きるひとは冷え性を患っている方がほとんど。生理痛が起きているときは、お腹が血を欲して“体を温めて欲しい”というサインなので、足やお腹をできるだけ温めるようにして、体内の血液の循環を良くするようにしましょう。
とくに夏は冷たい飲み物を飲みがちです。胃は子宮の上に位置するため、冷たい飲み物を飲むと子宮まで冷やしてしまうことになります。とくにクーラーの効いた部屋で作業する場合は、できるだけ体温以上のものを飲むように気を付けましょう。
健康的な生理とは?
- すっきりと3日で終わる
- 朝はじまり夕方で終わる
- 寝ている間は出血が止まる
- 生理痛はない
現代の生理はナプキンに一日中頼ることが当たり前になっていますが、100年前くらいの日本人女性の生理は便や尿と同じように、自分で意識して経血を排泄していたと言われています。
時代の流れとともに、着物は洋服に代わり、椅子やテーブルの生活が当たり前になったこともあり、足腰を使う機会が減り、現代の日本人女性は骨盤底筋群が緩んでしまったのです。
健康的な生理
日常で簡単にできる!骨盤底筋群の鍛え方
- 床と仲良しの生活を心がける
- 雑巾がけ
- 床に座って食事をする
- スクワット的動作
- 和式トイレを積極的に使う
- 階段を使い、内腿をつけて速足ですたすたとよく歩く。
妊娠するための体づくり
妊娠しやすい体にするためには、自然の流れに沿った生活を送ることが大切です。
➀子宮を冷やさない
温かい血液を循環させるためにも、冷たいものをおなかに入れないようにして、足腰をよく動かしましょう。
②睡眠の質を良くする
22時~翌朝2時は細胞のゴールデンタイム。一日の中でも特に細胞が活性化し、生まれ変わりやすい時間のため、この時間帯に寝ることが大切です。また、夜になったら蛍光灯・スマホやパソコンの画面を早めに切り、目を使う作業は避け、夜はリラックスをして眠るようにしましょう。
③食べ物に気を配る
野菜中心に和食をメインとして、農薬や添加物の少ないものを食べるようにしましょう。とくに現代の女性は乳製品、小麦粉、砂糖、カフェイン・トランスファット(マーガリンなど)を摂りすぎています。これらは摂らないほうが健康でいられるほどです。3週間ほど控えてみると、体が軽くなるのを感じるようになります。
パンもおやつのカテゴリーと捉え、女性は主食にしないようにしましょう。また妊娠前にはデトックスを心がけましょう。また夜遅くの食事は避けましょう。
生活習慣を見なすことで、生理痛を軽減して正しい生理へと導き、妊娠しやすい体へと結びついていきます。
また、生理は自分の健康を振り返る月に一回のチャンスであり、体の通信簿です。前の月にどんな生活を送っていたかが反映されるので、振り返り訂正しながら規則正しい健康な生活を送るようにしましょう。