梅雨の快適な過ごし方
2017.06.01
しとしと雨の降る、梅雨の季節になりました。どんよりした空模様が続くと、何となく気分も滅入ってしまいますが、少しの気遣いで梅雨の時期も快適に過ごせるようになります。
自律神経を整える
この季節にまず気を付けたいことは、気温や湿度のばらつきによって自律神経が乱れることです。自律神経が乱れてしまうと、体がだるくなったり、手足が冷えたり、肩が凝ったり…。
体のだるさを感じた時には、食事に「ビタミンB群」を取り入れましょう。ビタミンB1は『疲労回復ビタミン』『ストレスビタミン』とも呼ばれるほど、疲労やストレスに効果テキメンです。また、ビタミンB2も、ビタミンB1と共に疲労回復の為には欠かせません。
ビタミンB1が豊富な食材 → 玄米、豚肉、紅鮭など
ビタミンB2が豊富な食材 → 魚介類、乳製品、卵などの動物性食品・納豆や緑黄色野菜、キノコ類
体のむくみをとる
湿度が高い梅雨の時期は、普段より体内の水分が外に出づらくなるため、体がむくみやすくなります。そこで大切なのが“適度な運動”。余分な水分や老廃物を排出することで、体のむくみや食欲不振が改善されます。入浴後に10分ほどストレッチを行うだけでも効果的です。また、身体を温める食事を摂ることも有効です。ねぎ、しょうが、とうがらしといった、薬味やスパイスとして主に使われる食材は、血行を促進し体を温めてくれます。この作用が発汗を促し、余った水分を体の外に出してくれるのです。
食事や運動の他、“質の良い睡眠”をとることも大切です。この時期は湿度が高くじめじめとして、なかなか寝付けないことも多いかもしれません。快適に眠るために最適とされる環境は、気温は26度以下で、湿度が50~60%と言われています。換気を心掛けたり、エアコンの除湿機能を使ったりして、上手に調節してみて下さい。
お香を焚いて気持ちをリラックス
梅雨とお香は相性が良いことをご存知でしょうか。梅雨独特の嫌な臭いや、じめじめとした湿気を、お香はさっぱりとした空気に変えてくれます。お香を焚く前には、一度窓を全開にして、湿った空気と新鮮な空気の入れ替えをしましょう。エアコンの近くでお香を焚くと、香りが広がりやすいのでおすすめです。
お香の中には、カビの予防になるものもあります。天然の竹を使用した竹粉からできていて、焚くだけで一日防カビ効果が続くと言われています。臭いもきつくないため、お香が苦手な方も使いやすいです。心地よい香りに包まれながらお部屋をカビから守れるので、梅雨にぴったりかもしれません。
お香を使ったことがない方は、スティックタイプではなくコーンタイプを初めに選んでみましょう。コーンタイプは三角錐の形をしていて、その先端に火をつけて使います。家にあるお皿の上にのせるだけなので、誰でも手軽に楽しめます。
この時期は部屋だけでなく、押し入れや靴入れの湿気も多くなります。これらの場所には、消臭効果のある「竹炭」を置いてみましょう。竹炭は臭いや有害物質の吸収力に優れています。月に一度、水洗いをして天日干しをすれば、ずっと使い続けることができます。
お気に入りの傘の手入れ
梅雨を元気に乗り切るためには、出番が多くなる傘を見直すのも良いかもしれません。お気に入りの傘があると、雨の日でも出かけるのが楽しみになるものです。
でも、気に入った傘を大事に長く使っていると、段々と水の弾きが悪くなってしまいますよね。これは、傘の表面にある毛のような樹脂が寝てしまっていることが原因です。傘を広げて表面を軽く拭き、ドライヤーで数分乾かすと、もう一度よく水を弾くようになるので、ぜひ試してみて下さい。
毎日の生活に少しだけ気を配って、体調を崩したりしないよう、元気にお過ごし下さいね。