美しい髪のために
2014.06.01
6月。雨が続く季節となりました。雨が降ると、髪の毛がまとまりづらくなりますね。美しい髪を手に入れるためのヘアケアの方法をご紹介します。
髪の毛の構造
髪の毛は、中心部分から三つの層で成り立っています。髪の表面にある一番外側のキューティクルは、髪のツヤに影響しており、二番目のコルテックスと呼ばれる部分は髪の強度や太さ、そして髪の毛の芯にあたるメヂュラは髪の弾力に影響しています。
これらのそれぞれの部分に必要な成分を与え、適切な水分量が保たれていれば、綺麗な髪を維持することが出来ます。そのためには、シャンプーやマッサージ、ブラッシングなど、正しいヘアケアやヘアケア用品を選ぶことが大切です。
正しいシャンプーの仕方
- まず、シャンプーの前にブラッシングをして、地肌の汚れを浮かせます。
- 髪全体を37〜38度くらいのぬるま湯でしっかりとまんべんなく濡らします。両手で包み込むようにしながら地肌をおさえ、お湯を地肌にしっかりと浸透させます。
- シャンプー剤を手のひらでよく泡立ててから地肌につけ、指の腹を前後左右に動かし頭皮全体をよくマッ サージし、頭皮全体の代謝をうながしましょう。
- すすぎはシャンプー剤が地肌に残らないように、髪の根元からしっかりと洗い流します。
- ドライヤーを使う前にタオルでしっかりと水分をとるようにしますが、髪をタオルでゴシゴシ擦ってしまうと キューティクルを痛める原因になるので、頭皮の水分を取るように優しく拭きましょう。
- ドライヤーをかける時は、髪の量が一番多い後頭部から風をあて、徐々に全体を乾かすようにします。
頭皮マッサージのススメ
頭皮はストレスや不規則な生活などで、思っている以上にこり固まっていることが多くあります。特に肩こりのひどい方は、頭皮のコリもひどくなっている場合がほとんどです。
頭の筋肉が収縮して頭皮にコリが生じると、毛細血管まで充分な血液が届かず血行不良になるので、髪のツヤ、コシ、ハリがなくなってボリュームが失われてきます。また、頭皮と顔の筋肉は続いているので血行不良による、顔のタルミやくすみ、目の疲れなどを招くこともあります。これらの症状を改善するのに効果的なのが月に1度の頭皮のオイルマッサージです。
普段のシャンプ-では落としきれない毛穴の汚れを解消し、頭皮が見違えるようにきれいになります。使用するオイルは椿油やオリーブオイルなど、家にあるものでOKです。
オイルマッサージの仕方
- ブラッシングは通常の逆で下から上にブラシをかけます。頭皮を傷めないように優しく、100回位を目安に、うつむいた姿勢で行うとよいでしょう。
- 髪が乾いた状態で、頭皮に少しづつ塗り、オイルを全体にもみこんでいきます。汚れが特に溜まりやすい額の生え際やうなじなどを重点的にマッサージしましょう。
- 温めたタオルを巻いてその上からシャワーキャップをかぶり、10分程置いたらシャンプーで洗い流しましょう。
シャンプーの後、リンスがいらない程しっとりとした髪になり、頭皮も驚く程柔らかくなります。
頭皮のマッサージは全身の疲れにも効きますので、是非試してみてください。