コーヒーの効果・効能
「My Favorite Things」は、いま、話題にしたい人・もの・コトを音楽プロデューサーの中脇雅裕がご紹介させていただきます。
今回は「コーヒーの効果・効能」のお話です。
赤い木の実は「眠らない秘薬」!?
コーヒーはお好きですか?
気分転換や、外出先での打ち合わせの時など、日常的に飲まれる方も多いと思いますが、コーヒーに含まれている「カフェイン」には様々な効能があることがわかっています。
今回は世界中で愛されているコーヒーの効能をご紹介します。
その前に、コーヒーの起源について有名な伝説をご紹介しましょう。
昔エチオピアにカルディというヤギ飼いの少年がいました。ある日のことカルディは、自分が世話をしているヤギが牧草地に生えている赤い木の実を食べると、夜になっても興奮して跳ね回っている様子を目にします。 そこで、近くの修道院を訪ねてこの不思議な話を伝えると、院長も不思議に思ったのか、その実の効能を自ら試してみることに……。さっそくその実を茹でて飲んでみたところ、気分が非常に爽快になったのです。 弟子たちに与えてみると、夜中の修行の時にも居眠りせずに集中して励む事ができました。 その後、この赤い木の実は「眠らない秘薬」として広まっていったそうですが、この赤い木の実こそが、コーヒーの原点だとされています。
眠気覚ましやスッキリしたい時に飲んでいる、という方も多いと思いますが、コーヒーに含まれるカフェインには、注意力・集中力を高める作用があります。
その他にも神経や筋肉を刺激することによって身体の疲労回復を促す効果もあるそうです。
また、医科大学・精神神経科の研究者らの実験では、 コーヒーの香りをかぐと脳から出るα波が増加し 気持ちを落ち着かせる効果があることもわかっています。
これらの事からも、気分転換の際にコーヒーを飲むことは理に適っています。
コーヒーには他にも様々な効果が!
他にも、コーヒーに含まれるニコチン酸(たばこのニコチンとは別物)は、毎日適量を摂ることで、コレステロール値を下げる効果があるといわれており、心筋梗塞などの心臓病を防ぐ働きも期待できます。
食後にコーヒーを飲めば、カフェインが脳の迷走神経を刺激して胃酸の分泌量を盛んにし、消化を助ける作用もあります。また、カフェインには体脂肪の分解を手伝う酵素やホルモン分泌を促進させる作用があることから、「体脂肪の燃焼」を起こりやすくしてくれるのだとか。砂糖やクリームを入れてしまうと効果は低下してしまうそうなので、この場合はブラックコーヒーがオススメです。ただし、空腹時のブラックコーヒーは、胃酸によって胃が荒れてしまうため、空腹の際はミルクを入れたカフェオレにすると良いでしょう。
また、睡眠についてですが、カフェインを就寝前に摂取すると、寝付くまでに少し時間がかかってしまい、眠りも浅くなることがわかっています。睡眠への影響を減らすには、就寝時間に合わせて、午後以降のコーヒーを控えたり、カフェインレスのコーヒーを飲むようにしたりするとよいでしょう。
一般的な飲み物のカフェイン含有量は、 コーヒー1杯で60mg、紅茶で30mg、煎茶やほうじ茶・烏龍茶で20mgくらいだそうですが、カフェイン摂取量は1日あたり、成人で400mg、妊婦さんでは200~300mg、子供は体重1kgあたり3mgとされていて、体重20kgのお子さんだと60mgくらいとされています。
含まれる成分の効果・効能をしっかり知ったうえで、コーヒーを美味しく頂きたいですね。
"My Favorite Things" 中脇雅裕 Masahiro Nakawaki
大学在学中より、多くのTV・ラジオのCM音楽を制作。
大学卒業後、財団法人ヤマハ音楽振興会にてポピュラー音楽指導ディレクターとして音楽教育法の研究および講師の研修を担当。
その後、東京に居を移しレコーディングディレクターとして数々のアーティストの音楽制作を手がける。
今までに制作に携わったアーティストはCAPSULE,Perfume,きゃりーぱみゅぱみゅ,三戸なつめ,近藤夏子,Jungle Smile,手嶌葵,古澤巌,中村幸代などジャンルを問わず多岐に渡る。
その他に、映画、CM、各種イベントなどの音楽制作はもとより、イベントプランニング、執筆活動、講演、ラジオDJなどその活動は幅広い。
音楽教育の経験とメンタルコーチングの知識を生かした講演、研修、個人コーチングも行っており現在、サウンド&レコーディング・マガジンに「音楽クリエイターのためのイメージ・トレーニング!」を連載中。
◆オフィシャルウェブサイト http://nakawaki.com/