英語を話せるようになりたい!
「英語を話せるようになりたいな」と一度でも思ったことはありませんか。グローバル化による訪日客が増えたこともあり、様々な人と自由にコミュニケーションをとるためにも英語の必要性を感じる場面が増えてきました。英語力により、世界はぐんと広がります。ですが、英語力を身につけたいと思っても、途中で挫折してしまう方も多いもの。そこで今回は、継続的な学習によって“身につく英語”を学ぶためのコツをご紹介します。
英語力をつけるために大切な「3つ」のこと
➀現在地を知る
まずは自分の英語力の把握を。基本的に、中学英語の文法が身についていれば何歳からでも話せるようになります。自信のない方は、まずは中学英語の復習をから始めましょう。中学英語ができる方は、オンラインで英語の4技能(読む、書く、聞く、話す)を測るテストなどを利用して客観的に英語力を数値化してみると良いです。
➁科学的な学習方法で学ぶ
より効率的に学ぶためには、科学的な学習方法が必要です。例えば、最初から事細かに学習するのではなく、「全体像」を掴んでから「詳細」へ。まずは英語を学びたい目標を明確にし、その目的にあった教材やテキストを選択します。教材の内容を一通り把握してインプットしたら、そのあとは弱点を強化し、最終的に応用問題に取り組んでアウトプットを増やします。教材の選択の仕方や取り組み方は個々人の目的やレベルによるため、英語コーチをつけるのもおすすめです。
英語コーチとは?
英語を教えるだけでなく、個人の目標に合わせて学習計画を立てたり、勉強の仕方を教えてくれたりする先生のこと。短期間で集中的に、効率よく英語を学ぶことができます。色々なコーチのセッションを受けて、自分に合う人を見つけましょう。
➂継続する
とにかく勉強を継続することが大事。例えば、週一度のレッスンに加えて、残りの6日間にどれだけ勉強するかが重要です。
勉強継続のための3つのコツ
挫折してしまいがちな忙しい中での勉強では、次の3つが役立ちます。
➀鏡
学習過程で自分がやっていることを客観的に映し出す鏡。
勉強時間や学習方法を記録する「学習記録用紙」を利用して学習方法を客観視しましょう。これにより、思うように結果がでないときにも軌道修正ができます。また、コーチや学校の先生に適確なアドバイスをもらうためにも有効です。
加えて、英検やTOEICなどのテストを定期的に受けることで、目標に対する現在地を正確に把握しておけるようにしましょう。
➁コンパス
勉強をする上で目指すべき方向性を示す方位磁針。
「どのような場面で、どのくらい話せるようになりたいのか」、5年後10年後の目標を明確に設定しましょう。その大きな目標から逆算して3年後、1年後、半年後、1ヶ月後……、とさらに細かく目標を設定していきます。しっかりとした目標があればこそ、それに向かって突き進むことができます。
➂伴走者
同じ目標を持つ仲間との繋がりを持つこと。
お互いに励まし合うことで挫折しにくくなります。TOEICを勉強する人のコミュニティやSNSを活用して繋がりを持ったり、英語コーチにサポートしてもらうのも良いでしょう。
最速・最短で英語力を伸ばすためには?
英語を学んだ先に何を得たいのか、という明確なビジョンを持つことができれば、英語の習得スピードはぐんと上がります。英語が話せるようになったとき、「どこの国へ行き、どんな服を着て、どんな人と、どんな会話をしているのか」、このイメージが具体的であればあるほど、夢が叶う率は高くなります。「昇進や転職のためにTOEICの点数を伸ばしたい」、これも明確な目標です。得たいものや明確なビジョンを描き、継続することこそが、挫折せずに英語を習得するための最短ルートなのです。
限りある時間だからこそ「決めて」実行することが大切!
仕事や子育てで忙しい日々を過ごしていると、やりたいことがあっても、つい先延ばしにしてしまいがち。ですが、フリーの時間は必ずあります。休養も必要ですが、スマホを見たりしてだらだら過ごしていると、瞬く間に時間は過ぎてしまいます。限りある自分の時間を自分で奪うことは避けましょう。
やりたいことがあるのなら、自分の人生の時間をどう使うのか、きちんと「決める」こと。その覚悟ができると、脳の中にあるRASという機能が働き始め、その夢を叶えるために必要な情報を積極的に拾い上げるようになります。グーグル検索をしたときに、必要なことが目に留まるイメージです。とてもシンプルなことのように思えますが、覚悟を決めることで情報や出会いが変わり、自分の新しい道が切り開かれます。限りある時間を大事にして、ぜひ、ご自身のやりたいことを叶えてくださいね。
■取材協力
寺田美千代さん
「話せるを叶える」エンパワー英語コーチ
公立高校の英語教師として24年間、進学校から実業校まで幅広い層、6000人以上の生徒たち指導。英語スピーチコンテストの出場生徒の指導、英検®︎の2次面接の指導では100%の合格を誇る(*2回目までに全員合格) 自身の実績は、フルタイムで仕事、保育園児の次男を抱えながらもコーチングのメソッド(目標設定、学習法、時間管理術、適切な教材選定など)を用いることで、TOEIC(755→)925点(学習をスタートしてから90日で達成)取得。英検®︎1級には1年で合格。現在は脳科学の観点を取り入れて一人一人のマインドに寄り添ったエンパワー英語コーチングを行っている。コーチングのスキル✖️学ぶスキルの両方を使いながら軽やかに楽しく早く習慣化
できる技術をわかりやすく伝える。